CHAPTER 07 無責任
プロフェッショナルの基準とは何だろう。
それは逃げないことだ。
プロジェクトでもっとも求められるのは、途中で頓挫しそうになったりメンバーの気持ちがバラバラになったりした際に、自分も一緒になって逃げないことである。
最後の泥沼まで関わって、そこで残ったメンバーたちが次の時代を創っていくのだ。
成功率100%のプロジェクトなんて、この世に存在しない。
どんなプロジェクトでも成功率100%はあり得ない。
もし成功率100%を謳う人間がいたら、それは詐欺師だ。
成功率100%を謳う人間は、無責任だ。
責任とは逃げないことであり、逃げないメンバーは誰だったのかを確認するためにプロジェクトは存在するのだ。
逃げないだけで、成功者に近づいていくことができる。
逃げないためには、どうすればいいのだろうか。
それは、逃げた悔しさと惨めさを正面から受け止めておくことだ。
千田琢哉
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